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2009年04月29日

助け合える家族がいれば、生活保護を受けられないのでは?

家族間の助け合いと、生活保護との関係は? 

 家族間の助け合いと、生活保護との関係については、どう理解すればいいのでしょうか? 
□「年老いた貧しい親は、子どもが面倒をみるのが当然では?」
□「保護者である親は、子どもの面倒をみる義務があるのでは?」
 
 家族という点では、民法の範囲となりますが、民法と生活保護法との関係について、少しだけ触れてみます。 

 民法との関係から見た扶養義務優先の考え方については、生活保護法第4条2項で「民法に定める扶養義務者の扶養及び他の法律に定める扶助は、すべてこの法律による保護に優先して行われるものとする」とあり、生活保護受給の要件として民法に規定されている扶養義務者の履行を保護に優先させることになっています。

 なかでも民法上の扶養義務のうち、夫婦相互間や未成熟者に対する親の義務は、生活保持義務(絶対的扶養義務)として、兄弟間や子が親に対する生活扶助義務(相対的扶養義務)より強い扶養義務関係となっています。

 しかし扶養義務の取扱いについて実務面では、厚生事務次官通「達扶養義務の取り扱い」によると「…民法上の扶養義務は、法律上当然の義務ではあるが、これを直ちに法律に訴えて法律上の問題として取り運ぶことは扶養義務の性質上なるべく避けることが望ましいので、努めて当事者間における話合いによって解決し、円満裡に履行させることを本旨として取り扱うこと」と指導されています。

 ということは、家族間での助け合いを前提とするものの、あくまでも精神的なフォロー(電話をかけて安否を確認するだとか、声を聞いてあげるだとか)に限定され、仕送り等の金銭的な面倒まではみる必要はないという考え方ですね。

posted by タムドク at 09:59| Comment(1) | 生活保護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いや「扶養義務の話は、法律問題に持ち込むんじゃなくて、家族で話し合って解決してね」ってことであって、「扶養者が被扶養者と話をすることが扶養です」って話じゃないでしょ、どう考えても。
Posted by 小島 at 2012年05月28日 14:10
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